主催事業の様子

令和4年度 「自然学校講座(指導者入門)」

自然学校講座
2022/08/24

【開講式 ~服部学長あいさつ~】
開講式で、服部学長から自然体験、直接体験の大切さ、五感を使って自然にふれる体験が子どもに与える影響についての話があり、3日間の講座がスタートしました。

【講義「兵庫型『体験教育』とは」  講義「指導補助員の心得」】
兵庫県が推進する兵庫型「体験教育」の概要や自然学校推進事業、そして指導補助員の心得について、講義を通して理解を深めました。

【講義・実習「自然体験活動と自然散策」】
服部学長の案内で、本校の新設エリア「七種園」「うるし園」の他、ミツマタ、タデ、キリ、クロモジ、フジバカマなどについての説明を受け、五感を働かせて自然に親しむ素晴らしさを学びました。

【実習「野外炊事指導の基礎基本Ⅰ」】
「マイギリ式」の火おこし器、ヒキリ板、麻ひもをほぐした「鳥の巣」を使って火おこし体験をしました。ボタン1つで火がつく現代の生活。火の大切さ、火をおこす苦労についても考えました。

【実習「野外炊事指導の基礎基本Ⅱ」】
焚き付けさがし、薪割り、薪組みなどを体験しました。そして前日の夜に体験した「火おこし」をして、飯ごうでご飯を炊きました。水かげん、火かげんなど、実際に体験することで理解が深まりました。

【講義・演習「自然学校・野外活動におけるリスクマネジメント」】
天理大学の蓬田先生を講師にお招きし、事故を招くヒューマンエラー、「ミステイク」を減らすためのリスクマネジメント能力の向上、「スリップ」を減らすためのマネジメント能力などについて、判例をもとに講義・演習をしていただきました。

【実習「星空観察について」】
山南星空愛好会の由良様を講師にお招きしました。天体観測には適していない状況下でしたが、受講生が星空観察の指導補助ができるというねらいの達成に向け、天体望遠鏡の構造や使い方、夏の星空や星座、星座早見盤アプリ等についてご指導いただきました。

【「野外炊事指導の基礎基本Ⅲ」】
子どもの自主性・主体性を尊重する、達成感や成就感を味わわせるなどの「野外炊事のねらい」、服装、けがや火傷の防止、食中毒予防などの「安全指導」について確認し、かまどでカレーをつくり、ご飯を炊きました。

【全体総括(振り返り)】
3日間の内容について、活動班、受講生全員で振り返り、共有しました。気づいたことや感想等を共有することで、新たな気づきがあり、受講内容を深めることができました。

【閉講式 ~修了証授与~】
田村校長から、3日間の講座、本校の取組などについての話があり、その後、受講生代表に修了証が授与されました。18名の受講生全員が全日程を修了することができました。