主催事業の様子
令和7年度 第2回「大人の自然教室」
12月6日(土)に第2回「大人の自然教室」を開催しました。

【開会行事】
西口指導課長より「冬の山の自然を楽しむとともに、オリジナルのリースやかごをつくりましょう」との挨拶と、講師の服部保先生(兵庫県立大学名誉教授)の紹介があり、第2回大人の自然教室が始まりました。

【自然散策① ~ソヨゴの観察・採取~】
まずは服部先生の先導で校内を散策し、材料となる植物を集めました。ソヨゴの鮮やかな赤い実は、リースに飾りつけると、とても映えます。ここで、服部先生から「ソヨゴを含むモチノキ科の植物には、葉を火で炙ると黒い輪ができるという特徴があります」という豆知識が披露され、ライターで葉を炙って見せられました。校内に生えている他のモチノキ科の植物であるタラヨウやクロガネモチ、シナヒイラギの葉も、先生がライターで炙ると黒い輪がくっきりと浮かび上がり、参加者の皆さんから歓声が上がりました。

【自然散策② ~モミの観察・採取~】
モミはクリスマスの飾りに欠かせない定番の植物です。服部先生から「樹形を整えるように、飛び出している枝を切るとよいですよ」とのアドバイスを受け、参加者の皆さんは慎重に枝を見極めながらハサミを入れていました。

【自然散策③ ~クズの採取~】
リースやかごの材料となるクズを採取しました。参加者の皆さんは、地面を這うように生えているツルを引っ張って、好みの太さのものを採取していました。

【製作風景① ~リースづくり~】
ツルを束ねて輪をつくり、採取したモミやヒイラギ、ソヨゴの実などでデコレーションしていきます。クリスマスの飾りにぴったりの、とても素敵なリースが出来上がりました。

【製作風景② ~かごづくり~】
太いツルを編むには結構力が要ります。こんなに大きく見事なかごをつくり上げる方もおられました。

【ふり返り】
制作を終えた後は、服部先生から今日のまとめをしていただきました。「今日見聞きしたことをここだけで終わるのではなく、周りの人、特に子どもたちに伝え、自然に触れる楽しさを広めていって欲しい」と力説されました。
※参加者アンケートより
- 服部先生のお話、楽しかったです。自分でリースを作ってみたかったので満足です。
- 山の恵みでリース、かごが制作でき、とても楽しかったです。
- 身近にある庭木等についても知らないことがあり、とても役に立ったと思います。
- 大人向けさいこーです。もう子どもが離れ、来られないと思っていたので嬉しい!



