主催事業の様子
令和7年度 自然学校講座
【開講式 西岡校長あいさつ】
西岡校長から、野外炊事やキャンプファイヤーなど、実際の自然学校で子どもたちが体験する様々なアクティビティを体験し、活発に交流を深め、自然学校における指導者としての資質・能力を高める機会にしてほしいと話があり、3日間の講座が始まりました。
【講義 兵庫型「体験教育」とは】
【講義 指導補助員の心得】
兵庫県が推進する兵庫型「体験教育」の概要や自然学校推進事業、そして指導補助員の心得について理解を深めました。
実習 アクティビティ「自然発見!クロスワード」の指導
班で校内を巡り、クロスワードを解きながら南但馬自然学校の自然に触れました。受講者の皆さんは植物に手で触ったり、香りを嗅いだりして自然を楽しんでいました。
実習 キャンプファイヤー指導の基礎基本
講師:高砂市レクリエーション協会会長 梶原 好博 氏
ガリバーさん(梶原氏の通称)を講師に招き、キャンプファイヤーの意義や目的、火床の木の組み方、指導者の視点等、キャンプファイヤーについて学びました。
実習 アクティビティ「隠れ家づくり」指導の基礎基本
巻き結びや角縛りといったロープワークを学んだ後、大屋根広場にて「隠れ家づくり」に挑戦しました。児童の主体性や創造性を引き出すこと、安全面への配慮など、自らも体験する事で指導におけるポイントをつかむことができました。
講義・演習 自然学校・野外活動におけるリスクマネジメント
講師:天理大学 准教授 蓬田 高正 氏
天理大学の蓬田先生を講師に招き、実際に起きた判例をもとに講義・演習をしていただきました。ペアで話し合ったり、動画を視聴したりしながら、リスクマネジメントについて学びを深めることができました。
実習「野外炊事指導の基礎基本Ⅰ」
「マイギリ式」の火おこし器、ヒキリ板、麻ひもをほぐした「火口(ほぐち)」を使って火おこし体験をしました。腕がだるくなるほど火おこし器を回し、苦労の末に火がついた時には大きな歓声が上がりました。
実習「野外炊事指導の基礎基本Ⅱ」
初めに、「子どもの主体性を尊重すること」「達成感や成就感を味わわせること」、そのためにも「ゆとりを持たせた時間設定にすること」といった指導の留意点、また、服装、けがや火傷の防止、食中毒予防などの「安全指導」について確認をしました。その後、前日練習した火おこし器で火をおこし、かまどでカレーづくりと飯盒炊さんを行いました。
全体総括
3日間の内容についてグループごとに振り返りを行い、画用紙にまとめて発表しました。気づいたことや感想等を共有することで、新たな気づきがあり、受講内容を深めることができました。
閉講式
西岡校長から受講生代表に修了証が授与されました。その後、西口指導課長から、「次は是非、指導補助員(リーダー)として南但馬自然学校に帰ってきて、この講座で学んだことを生かして活動して欲しい」と挨拶があり、閉講しました。受講者の皆さんは連絡先も交換し合い、この3日間ですっかり仲良くなったようです。本当にお疲れさまでした。